交通事故の慰謝料・示談がよく分かるサイト

このサイトは、交通事故の被害者向けに、知っているようで知らない慰謝料のことや過失割合のことなど、示談に向けての具体的な交渉術や戦略、ポイント等を事例を交えて紹介しています。

特に、交通事故に遭って知りたい、慰謝料と過失割合について重点的に解説しています。また、軽度な接触事故など、物損事故として処理されるようなケースでも損をしないための内容も充実させました。あわせて、交通事故の示談までの大体の流れも把握できるように構成しているのでそれぞれのケースに合った知りたい情報がきっと見つかるはずです。

保険会社の対応や提示内容に疑問を感じている方、決して相手の言いなりになる必要はありません。このサイトで正しい知識、交渉術を身に着け適正な損害賠償を得て、納得の示談を勝ち取ってください。

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そもそも交通事故の慰謝料とは

交通事故に遭うとよく耳にする、「慰謝料」や「過失割合」、「損害賠償」という言葉。そもそも慰謝料というのは、被害者に与えられた精神的苦痛に対する損害賠償であり、精神的苦痛を金銭に換算したものです。つまり慰謝料は損害賠償の一種なのです。

交通事故で、ケガをしたり後遺症が残った場合、慰謝料を請求することができます。慰謝料算出の基準は、入院の期間、通院の回数など治療に要した期間です。他にも、様々な要因を鑑みて決定されますが、入通院の期間が慰謝料算出に最も影響します。

この慰謝料とは別に、後遺症が残り、後遺障害と認定された場合「後遺障害等級」を基準とし、後遺障害に対する慰謝料を請求できます。

このように慰謝料算出の基準となる指標は存在します。しかし、精神的苦痛の大小は人それぞれであり、慰謝料には金額の規定はないのです。そのため、いくらであっても請求するのは自由なのですが、根拠も乏しく多くの慰謝料を請求しても、相手もそれに応じることはないでしょう。詳しくは、交通事故の慰謝料増額法のページで。

では、その慰謝料は誰がどう決めるのか?基本的には当事者同士(多くは保険会社と)の話し合いです。もちろん、話し合いが平行線をたどれば最終的には裁判所に判断を委ねることになります。いくら請求することも自由ですが、判例が相場ともいえますし、自賠責保険では傷害慰謝料は1日当たり4,200円と決まっていて算出基準ともいえます。

慰謝料についてわかりやすくまとめ、その増額のための交渉方法についても触れています。まずは、納得の慰謝料を勝ち取るために、冷静に対応することを心掛けてください。そして正しい知識を身に着ければ、すべきこと、その順序が見えてくるはずです。

その過失割合はだれが決る?

文字通り、お互いの過失及び不注意の度合いを割合で表したものが過失割合です。

例えば、2:8(被害者の過失が20%で加害者の過失が80%の交通事故)の場合に、双方の修理代があわせて100万円かかったとします。この場合被害者が20万円、加害者が80万円を賠償することになります。

では、もう少し具体的に。過失20%の被害者が原付バイクで、過失80%の加害者が高級外車だったとしましょう。双方の修理代100万円の内訳は、原付バイク全損扱いで時価額3万円で、高級外車の修理費が97万円でした。十分考えられるケースだと思います。この時被害者は、原付バイクを失い、17万円負担することになるのです。

詳しくは、過失割合の重要性のページで説明してますが、このように過失割合に泣くケースもあるので納得できる過失割合で示談をしたいものです。

そしてこの過失割合を決めるのも当事者同士。とはいえ、基本的に判例などからある程度相場が存在しています。似たようなケースは存在しても、判例と全く同じではありません。様々な要因から判断されるのが過失割合、このサイトを読んで交渉に臨めば有利な過失割合を勝ち取ることがきっとできるはずです。

物損事故の慰謝料は?

物損事故の慰謝料は認められません。「大切にしている愛車を傷つけられて精神的苦痛を受けた!」と主張すれば慰謝料が認められそうに思いますが、モノは賠償すれば精神的苦痛はなくなると考えるようです。全損となって、時価額の賠償となるようなケースであれば慰謝料が認められてもいいようにも思いますが、現実は難しいといえます。

そのため、軽度な接触事故などでは先にも触れた過失割合も影響して、被害者にもかかわらず金銭的な負担を強いられることがありるのです。こういった事態を避けるため、しっかりとした知識を身に着けなければいけません。詳細は全損でも損をしない方法のページで。

納得の示談を勝ち取ってほしい

このサイトは交通事故の被害者向けに、保険会社との話し合いで、相手の言いなりにならず少しでも納得できる条件で示談をするために企画・構成されています。

そのため、このサイトを利用している方は交通事故の被害者が多いかと思います。できれば、示談に向けて前向きに取り組んでいる方に活用していただければと思っています。とはいえ、保険会社との交渉はなかなか思うようにはいかないものです。要求や主張を当然のように退けられて途方に暮れている方も多いのではないでしょうか。もちろん諦める必要も、言いなりになることもありません。しっかりと根拠と信念を持って話し合い解決してください。示談とはそういうものです。

「交通事故で儲ける」などのふれこみもよく目にしますが、上でも説明している通り基本的に支払われる金銭は損害賠償なので、儲かることは決してありません。悪質なケースを除けば交通事故を起こしたくて起こしている人はいないはずです。今このサイトを被害者の視点で読んでいる方も、一瞬の気の緩みや判断ミスからいつ加害者になるかわからないということは頭の片隅に置いて示談に臨んでいただきたいものです。交通事故の示談について、しっかりとした情報や知識が浸透していないがために、感情的になり、常識を逸脱した要求や言動に至るケースも存在する悪循環。そういった部分の改善も含めて、このサイトで正しい知識と交渉術を提供し、皆さまの示談のお役にたてれば幸いです。