賞与減額の場合は補償請求

休業損害については過去数ヶ月の給与から算出しますので不正でもしない限り大きく金額を動かすことが出来ません。源泉徴収表の提出を求められますが、給与明細や、賃金台帳などでも対応します。要は申告するだけの収入を得ていたという証拠を提出すればいいのです。

ここでは賞与についてです。 様々な形態があるかとは思いますが、業績によって変動する規定の会社が多いのではないでしょうか?当然業績の悪いときの賞与は減ります。 過去の実績や、雇用条件に賞与の規定があり、その事故後の賞与額が何の理由にせよ減額されたときは請求する価値があるということです。交通事故によって仕事を休まざるを得なくなってしまいその結果賞与が減額されたという理由付けにすれば正当に差額分を請求できます。

昨今騒がれている不景気によるもので賞与が減額されたのか、交通事故の影響で賞与が減額されたのか。いずれにしても、例年に比べて賞与が減ったのであれば請求する価値はあります。これは交通事故との因果関係が無いと証明しなければ、保険会社としては対応せざるを得ないのです。

主婦も休業損害補償を請求できる

家事をしていると認められるだけの合理的理由があれば主婦として休業損害補償を請求できます。

1日当り¥5700の自賠責基準の保障となります。現在それでは主婦の労働対価として低いという話で、争えば平均賃金からの算出も可能でしょう。

主婦といってももちろん女性だけではないので男性も請求できます。 普段なかなか労働として扱われない主婦業を賃金に換算して補償してもらえるのでいい機会ですのでしっかり請求してください。もちろん、保険会社は主婦のこういった補償があることは教えてくれないでしょう。