相手の損害は賠償しない

本来ならば過失割合に応じて、相手の損害についても補償しなければなりません。

それを相手に放棄してもらえばいいのです。相手が同意しなければ成り立ちませんが、相手が車両保険に入っている場合などは有効です。

過失割合が落ち着きそうになったら、こんな感じで始めてください。 「0:10でなければ納得できないが、仕方ないのでそれで応じます。ただし、こちらがすべき相手の損害賠償分を放棄してもらって下さい。」

ここで注意してもらいたいのは、必ずしも納得してはいないが仕方ないということをアピールし、こちらもこれだけ「泣く」からそちらもそのぐらい「泣いてほしい」と、譲り合うということを主張してください。まずは保険会社から打診してもらいましょう。それでだめなら事故の相手と直接交渉するのもいいかもしれません。

少なくとも、相手が保険を使うような場合で、車両保険に入っているのであれば、当然相手には、免責がある場合はその負担と保険料が上がる以外の痛みはありません。そこを材料に交渉してください。 また、相手の過失が大きければこちらは被害者だということを主張してください。

相手が車両保険に入っているのであれば確実に放棄してもらいたい所です。また、あなたが怪我をしている場合、相手は傷害罪に該当していることを警察で調書をとる段階で知らされています。業務上過失傷害といざ警察から突きつけられると、とんでもないことをしてしまった様な気持ちになるものです。ですから少なからず罪悪感は芽生えていますので強気の交渉で構わないでしょう。